霧ヶ峰・千人風呂
カメラを買った。ボディとレンズの重さが 1.3 キロある。これを持って山に登れるだろうか…
コースタイム通りにいかなくてもなんとかなる山ということで、長野の霧ヶ峰高原に向かうことにした。
下山後は片倉館の千人風呂に浸かって、諏訪湖の夕日を見て、ご当地スーパーTSURUYA(ツルヤ)でお土産を買う。帰りは新宿までの高速バスでゆっくり帰ることにする。
始発の電車で上諏訪駅へ向かう。 諏訪湖口(西口)から出る霧ヶ峰線・八島湿原線のバスに 1 時間ほど揺られて八島ヶ原湿原へ。
標高 1647 メートルの湿原は一足先に秋になっていた。
湿原から蝶々深山へ向かう。道のまわりはササでいっぱいだった。こういう緑にあふれた道を歩くのは初めてかもしれない…
蝶々深山の手前にある物見岩。横で老夫婦がごはんを食べていた。「山で食べればなんでもおいしいよ」という声が聞こえた。
蝶々深山の山頂でパンを食べて、写真を撮りながら車山を登る。
車山の山頂についた。小さい神社があった
空が広い。どこを見ても美しい
遠くから聞こえる人の笑い声なんかもいい
下山時も景色がよく、海沿いの砂浜を歩いているようだった。
バスで上諏訪駅まで戻り、片倉館の千人風呂を目指す。
とてもお腹が空いているし早く温泉に入りたいけど、夕暮れが綺麗すぎて、吸い込まれるようにフラフラと諏訪湖のほとりに向かってしまった。 湖やカモの写真を撮り、あらためて片倉館へ。
片倉館は 95 年前に製糸工場の社長が福利厚生を主な目的として建てた温泉施設らしい。
洋風建築とスーパー銭湯が混ざり合ったような内装がおもしろい。
片倉館の千人風呂は水深が 1.1 メートルあり、底には足ツボを押すための(?)玉砂利が敷かれている。熱めのお湯で、水風呂や休憩するスペースはないので長湯はできなかった。
風呂上がりにフルーツ牛乳を買い、スマホを見よう…とすると、スマホがない。どこを探してもない。そういえば諏訪湖のほとりでカモの写真を撮っているときに落とした気がする。いやそんなわけない、どこかにあるでしょ、何度もザックを漁る。エマージェンシーキットが出てきた。今まさにエマージェンシーなのになんの役にも立たない。
結局スマホは見つからず、あきらめて駅前のご当地スーパーTSURUYA(ツルヤ)でお土産を買い、予約していた高速バスに乗って帰った。
家の PC から「iPhone を探す」でスマホの位置を調べると、上諏訪駅の交番に届けられているようだった。 紛失モードにして家族の電話番号を表示しておいたら、翌朝家族のもとに警察から電話がかかってきて、着払いでスマホを送っていただけることになった。今はもう手元にある。
2023 年 9 月 2 日に iPhone を拾って上諏訪駅の交番に届けてくださった方、ありがとうございました。